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2015/07/01

寛 恕 の 心

Tweet ThisSend to Facebook | by 管理者
  ずっと心に思っていたことがありました。広島に行きたい。自分の目で原爆ドームを見て見たい。原爆記念館に行ってみたい。

原爆ドーム

  念願叶って、昨年の3月に、日帰りで行ってきました。小雨の日でしたが、たくさんの方が訪れていました。資料館では、案内の方をお願いし、丁寧に説明して頂きました。原爆の恐ろしさを体験した語り部として、後世に原爆のむごさを伝えなければと言う思いが強く感じられ、しばし、何も言うことができませんでした。今、70年たって、原爆の語り部の方はご高齢になってきています。それでも、たくさんの子供たちに話をする活動を精力的に行っています。
 
  先日、中学校で校長をしている友人と話をしました。その学校の中学生に話をしてくださった方も、89歳だったそうです。中学生からの「私たちにできることはなんですか?」の問いかけに、こう答えたそうです。「まずは、知って理解してください。そして、原爆についての考えを聞いて、選挙で投票してください。最後は、寛恕(かんじょ)の心をもって生きてください。」ということでした。
 
  「寛恕の心」恥ずかしながら、初めて聞く言葉でした。早速、調べてみると、「度量が広くて思いやりのあること」(新明解国語辞典)と書かれていました。
  自分を批判したり、自分が気に入らなかったりする他人の言行を、ただそれだけの理由で拒否することなく、聞くべきものは受け入れる、心の広さを示すことは、並大抵のことではできません。思いやりの心をもって人に接することも、難しいものです。寛恕の心をもって過ごすことができたら、世の中の見え方も違ってくるのかもしれません。原爆というつらい体験をされた方だからこそ、出てきた言葉なのでしょう。
  日々の生活の中で、つい、自分本位で物事を考えてしまいがちです。ちょっと視点を変えて、その人になって考えてみると、また、違ったものの見方ができます。自分の見方が正しいとばかりは、言えなくなります。寛恕の心を意識して生きていきたいです。
 
  さて、今月で1学期が終わります。温かいご支援をありがとうございました。お子様をご家庭にお返しします。楽しい夏休みをお過ごしください。
 

今月の『子育て茶話会』は、7月21日(火)9:30~10:15 
  1学期最後の会です。夏休み初日に設定しました。たくさんの方の参加をお待ちしています。


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